静岡県の特徴

東西に広がる静岡県は一年を通して温暖な気候で過ごしやすい所です。海水浴場や温泉が多い伊豆、雄大な自然の富士、のどかな風景の静岡中部、レジャーを楽しむ浜名湖があります。豊かな自然に触れながら美味しい空気と静岡名産の静岡茶、果物ではメロン・苺・ミカン、駿河湾の鰹・まぐろ・桜海老などの名産品を味わい、出稼ぎのお仕事で疲れた後は温泉で癒されにホテルや旅館でゆったりと過ごしてみては？

静岡県の地元グルメ

By しんかわな (投稿者が撮影) [GFDL or CC BY 3.0], via Wikimedia Commons

富士宮やきそば

静岡県富士宮市周辺で味わえる富士宮やきそばは、1999年に地域の活性化について検討中に地元独特の焼きそばに注目したところから始まり、B級グルメの大会であるB-1グランプリで、2006年2月の第1回、2007年6月の第2回とグランプリを獲得し2連覇したことで全国的に有名な料理です。麺はしっかりとしたコシともちもちの歯ごたえ。ラードを絞った後の肉かすを加え、イワシの削った粉をふりかけることなどが特徴。

静岡おでん

濃口しょうゆを使った黒いつゆが特徴の静岡おでんは、鶏ガラや牛すじから取った出汁を長年に渡り付け足しで使います。またすべてのおでん種を竹串に刺してあるのも特徴です。サバや鰯を原料とする黒はんぺんをはじめ、こんにゃく・ちくわ・牛すじ・こんぶ・さつま揚げ・ごぼう巻・玉子・じゃがいもなど、地元産の食材が豊富に使われています。食べる際にはイワシの削り節であるだし粉やカツオ節、青海苔をかけます。

By しんかわな (投稿者が撮影) [GFDL or CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

浜松餃子

通常の餃子のように白菜やニラではなく、キャベツを大量に使う浜松の焼き餃子です。キャベツを使用することにより、あっさりとした独特の食感を味わえるのが特徴です。焼き方や盛り付けの方法にも特徴があり、一列に並べるのではなく円形に餃子を並べ丸くして焼いて盛り付けます。また丸く焼いてできた中心の所にモヤシを茹でたものが添えられています。

桜えびのかき揚げ

日本国内のサクラエビの100%が、駿河湾で獲れます。サクサクに揚げたかき揚げは、生桜えびの風味が生きて、ふわふわの食感が楽しめる油っぽさを感じさせない逸品です。

By 富士TMO (富士TMO事務局) [GFDL or CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

つけナポリタン

東海道の宿場町である吉原宿が存在した富士市の旧吉原市地区にある「吉原商店街」とテレビ東京の番組がコラボして共同開発されたもので、レストランや喫茶店などを中心に提供されている2008年に誕生した富士市のご当地グルメです。喫茶店ではお馴染みのメニューである「ナポリタン」と「つけ麺」を組み合わせたもので、トマトソースをベースに、もう一種類のソースを併せたダブルスープにつけて、つけ麺スタイルで食べるのが基本です。併せるソースや麺に決まりは無いため、店ごとに味が異なるのも特徴となっています。

By RiceCracker (投稿者が撮影) [GFDL or CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

たまごふわふわ

起源は江戸時代となり、将軍家や豪商などが食していた高級料理で、出汁と卵だけを材料としたものです。土鍋などを火にかけ出汁を熱して沸騰させ、よくかき混ぜ泡立てた卵を流し込んだ後、蓋をして蒸らして作ります。スフレ状のフワッとした口の中で溶けるような食感や、風味豊かな出汁の美味しさが特徴となっている袋井市の地元グルメです。

By Hyougushi (Unadon) [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons

うなぎの蒲焼き

静岡県の西部に位置する日本でも10番目に大きな湖「浜名湖」では、明治時代からウナギの養殖が盛んなため、うなぎの蒲焼以外に「うなぎパイ」「うなぎボーン」などの特産品もあります。