貿易港として発展した長崎独自の食文化を楽しむ！
長崎県の特徴
By Sapphire123 (Own work) [九州の西部にある長崎県は、五島列島、壱岐島、対馬といった島を含んでおり、昔は肥前国、対馬国、壱岐国に分かれていた県でもあります。1550年にポルトガルの貿易船が平戸に来航し、フランシスコ・ザビエルによってキリスト教の布教が開始され、これをきっかけに長崎県は南蛮貿易の中心地となり、17世紀には鎖国下においても日本の数少ない貿易港として機能していました。出稼ぎで訪れた際には、平和公園の一角にある長崎原爆資料館、鎖国の間も海外に開かれ、窓口となっていた出島、洋風建築を集めたグラバー園、夜景スポットとして知られる稲佐山など見所も満載です。
長崎県の地元グルメ
佐世保バーガー
決まったスタイルはなく、肉・卵・ベーコン・チーズ・野菜・自家製マヨネーズなどを挟んだハンバーガーです。佐世保市内の店で手作りで提供され、注文されてから作り始めるのが特徴です。昭和25年頃に米海軍関係者から、直接レシピを教わって作られるようになったと言われていますが、依頼、佐世保流のアレンジが加えられて佐世保の味として育ってきました。
卓袱料理（しっぽく）
「和・洋・中」といった国際色豊かな宴会料理の一種で、大皿に盛られたコース料理を円卓を囲んで食べます。また、違う国の食文化が交じり合っていることから「和華蘭（わからん）料理」とも呼ばれています。
長崎ちゃんぽん
全国的に有名な「長崎ちゃんぽん」は、具材に野菜、魚介類、豚肉をたっぷりと使用し、食べ応えがありながらもヘルシーな麺料理です。その美味しさが話題となって広まり、今では長崎県を代表するご当地料理となっています。
長崎風トルコライス
ピラフとナポリタンスパゲティが盛りつけられた上に豚カツを一つの皿に乗せた、長崎県民にとっては定番の名物料理です。店舗によってはカレーピラフを使ったり、トンカツをハンバーグやチキンカツ、エビフライにして提供するお店もあり、そのバリエーションは様々です。
皿うどん
「長崎ちゃんぽん」の変形として考案された料理で、今では長崎の名物料理として定着しています。具材には野菜、豚肉、魚介類がたっぷりと使用され、片栗粉でとろみがつけられたやや甘めのスープが麺と野菜にしっかりと絡み、一体感のある味が楽しめます。
