恋人として男と女で違う点は、女は一日中恋をしていられるが、男は時々しかしていられないという点だ。

～モーム～

あなたはダメンズと付き合っていますか？ あなたの周りでいつもダメンズとばかり付き合っている女性はいませんか？ 友人が「あの人はダメ男だからやめておいた方がいいよ」 と言われているのにどうしてもそのダメンズから離れられずにずるずるといってしまう。 そんな人いますよね。 でもみなさん誤解しないでください。

ダメンズは勝手に近寄って来る訳ではなく、ある特定の女性達がダメンズを引き寄せ、作り出しているのです。

もし仮に、最初からひっかけるつもりで近寄ってくる男性がいたとして、出会う女性全てをひっかけると言う事はできませんよね。時間には限りがありますから。 ではそんな中、ダメンズはどうやって自分が居心地良さそうな女性を選んでいるのでしょうか？

それではダメンズシリーズ第二回目。ご覧ください。

ダメンズが選んでいるのか？女性が選んでいるのか？

ここであるデータをご紹介します。 男性よりも女性の方が相手の感情を読み取る能力が3倍以上も優れていると言う研究結果があるのです。 つまり、男性に女性を騙すと言う事は脳科学的に言うと基本的には不可能なのです。

では本題に戻りましょう。 いったいどうやってダメンズは、居心地が良くて、自分がコントロールしやすそうな女性を選んでいるのでしょうか？

答えはもう出ていますね。 選んでいるのは男性ではなく、女性の方だったのです。

つまり、女性がその男性の中に眠っているダメンズの能力を、一緒に生活する事で目覚めさせてしまっているのです。

Q. なぜそんな事をするのか？

それは付き合う男をダメンズにした方が自分の居場所を確保できるからなのです。

自分が好きになった人がほどよくダメンズになる事によって、 「あ～、やっぱりこの人には私がいてあげないといけないんだな～。」 と言う感じで自分が彼を支えてあげているのだと、余韻に浸ることが出来る様になります。 だから一緒にいる彼をより一層、ダメンズにさせてしまっているのです。

それは女性が一人で孤独になった時に作り上げてしまった、 「自信の無さ」、「生きる気力の無さ」、「存在意義の無さ」、「なんとなくの喪失感」 それらの心の隙間を一生懸命埋めるために、彼女達は目の前にいる男性をダメンズにしてしまっているのです。

普通の男がダメンズに変わるまで

なぜダメンズが生まれるのか、もう少しわかりやすく理解するためにA子さんの例をあげましょう。

A子さん　【23歳】

見た目　⇒　　【普通よりちょっと可愛い。おっとりしている美容師系女子。】

性格　　⇒　　【自分にあまり自信が無い。優しくて甘えさせてくれる彼氏と付き合いたい。】

そんなA子ちゃんに友人の紹介で知り合ったイケメンの彼氏が出来ました。 A子ちゃんにとっては1年ぶりの新しい彼氏で、かなりハッピーで浮かれています。 お互いの家が近所の事もあり、最初の月は毎週末二日間びっしりと彼の家にいりびたり、月曜日の朝彼の家から仕事に行く と言う生活を一か月過ごしました。 A子ちゃんは幸せでいっぱい。その気持ちをストレートに彼にぶつけ、毎日LINEメッセージで10往復以上はやり取りしていました。

それでは、彼氏の方はどんな気持ちだったのでしょうか？

A子ちゃんの初対面は好感度抜群、美人では無いけど好きなタイプだったので、彼女と付き合えた事は嬉しく思っていました。 彼にとってみても1年ぶりの彼女だったので、最初はデートが新鮮でとっても楽めていました。

（彼の頭の中の天秤）
A子ちゃんと過ごす時間　　＞　　自分のやりたい事

ですが、彼には仕事のほかに毎週2回のフットサルと、新しい資格の勉強と言うやりたいことがありました。 彼はA子ちゃんと付き合う前は週末を利用してその二つに時間を遣っていました。 そこに新しく付き合ったA子ちゃんが、金、土、日と三日間も彼の家に入りびたるようになってしまい、 この一ヶ月の間、自分のやりたいことが何もできずにいました。

ここでまた彼は頭の中で天秤にかけます。
A子ちゃんと過ごす時間　　＜　　自分のやりたい事

付き合いたての頃は、A子ちゃんのお話が面白く、新鮮な気持ちで全く問題も無く過ごせていたのに、 一ヶ月の間に12日間、彼女と一緒に過ごしているとさすがに会話に新鮮味が持てなくなってしまい、 好きな事が出来ない事のストレスの方が上回ってきてしまいました。

いくら理性では彼女がいい子なのだとわかっていても、彼の体はストレスを排除する方向に向かいます。

（彼の心の中の悪魔の声） 『お前から好きな事をする時間を奪っているA子といつまで毎週末をだらだら過ごしていくつもりなんだ？』 『お前はそのままでいいのか？A子はお前から時間と言う資源を奪っているんじゃないのか？』 『お前がその時間を費やして、A子から何を見返りにもらっているんだ？』 『おい、A子はお前にとって良くない女だ。彼女をもっと遠ざけてしまうんだ。じゃないとお前がダメになるぞ。』

こうして彼はA子さんとの距離をおくように、仕事が忙しくなった　「フリ」　や、 お金が必要になって新たに仕事を増やした　「フリ」　をし始めます。

自分を守るために、『悲しく、切なく、誰も報われない嘘』　をつくようになってしまうのです。

お互いの温度差が生み出す悲劇へと

そんな切ない嘘を知らずに、彼に距離を置かれてしまったA子ちゃんは、急に会えなくなってさみしいので、 せめてメッセージだけでも毎日彼に連絡をして自分に注意を向けようとします。 彼は前にも増して彼女からLINEでメッセージが来るようになったので、徐々に彼女への返事が遅くなっていきます。

そうして3週間後に久しぶりに彼氏と会えたA子ちゃんは、彼の愛情に飢えているので、それをストレートにぶつけてしまいます。 しかし、彼の頭の中では「自分のやりたい事が出来ないこと」でいっぱいです。

『おい、お前は彼女から何をもらっているんだ？お前が犠牲にしているだけのものをもらっているのか？』 『彼女からもらえるものを何かもらった方がいいんじゃないのか？せめてお前のストレスがたまらない程度に…』

こうしてこの悪魔の心の声に従ってしまった彼の延長線上にあるのが　ダメンズ　なのです。

なかなか信じられないかもしれませんが、もし、正直に答えてくれる男性の友人の方がいる方はこのお話を聞いて確かめてみてください。 「いくら大好きな彼女でも、毎週欠かさず会いたいって言われたら、自分の時間が無くなって嫌になるかな？」と。

最後にもう一度だけ結論を言います。

なんとなくダメンズを作ってしまっているのは、女性の心の隙間に問題があったのです。

それでは次回はダメンズを引き寄せてしまう女性の特徴をまとめてみたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。 少しでも悩める女性が減り、多くの女性に最高の幸せが手に入ることを願っています。 またお会いしましょう。

あなたのLIFEがHAPPYになりますように☆ BE HAPPY!!